Blog-Nami Miyashita

蕨市議3期目を目指す ジェンダー平等#自分の名前で生きる自由 選択的夫婦別姓の法制化を!

LGBTQ講座 正しく知ることからはじめよう

2月19日、LGBTQ講座がレインボーさいたま主催で行われ、参加しました。

 

誰もが「ありのままで」暮らせる彩(いろどり)の県をめざし多様性を認め合う社会づくりを行うことを目的としてします。 

 

団体、レインボーさいたまは、「LGBTQ」は人権問題でありながらも性質上顕在化しにくく、地域社会に反映される仕組みがなかったことから、当事者の小さな声を可視化させ誰もが暮らしやすくしたいといという想いを込めて設立した団体です。同性を含めたパートナーシップ制度や性的少数者に関する困難解消のための制度政策実現を求める請願・陳情や理解を求める学習会等への講師派遣等を行なっています。

 

この日は、LGBTQを正しく理解してもらうため、LGBTQとは何か、からはじまり「性」のあり方について、身体の性、好きになる性、心の性、表現する性の4つの要素などがあることが説明されました。また、LGBTQは人口の5%で蕨市には3千376人、佐藤・鈴木・高橋・田中さんと同じ割合であることが述べられ、「この会場でこの名字の方をあったことがない人いますか?」「会ったことがある方いますか?」と会場に問いかけた時にはほぼ全員が会ったことがあることがわかり、同じ割合で会ったことがあり、それを知らないだけで、なぜ知らないのか、なぜ顕在化しにくいのか、という問いから、当事者の方たちが抱える深刻な問題が語られました。


当事者が抱える困難の特徴は

目に見えないことが多いことから、地縁・血縁など周囲の人に頼れないこと、困難が性別規範と密接だということです。家族の中でも親にもわかってもらえず、縁を切るまで関係性がこじれてしまう現実は本人でもどうにもならない生きづらさなどが、実体験の声を交えながら語られました。また、本人がカミングアウトしにくいことに加え、アウティング(第3者が暴露すること)、ゾーニング(第3者が良かれと思い特定の誰かに打ち明け相談すること)が当事者にとっては命の問題に関わるくらい深刻な実態だということがわかりました。

 

社会の中で結婚や相続、社会保障、住宅、病院などの医療機関で家族としての対応ができないことが問題で、社会の中で仕組みづくりが喫緊の課題だということが強く訴えられました。


この講演会を聞いて
県南でパートナーシップ制度が制定されていない(4月時点での予定も含め)のは蕨市川口市の2市です。

わたしは市議に初当選してからこのテーマについて、絶え間なく議会で問題提起してきました。本市においてもパートナーシップ制度の制定が求められること、困難解消のための地域づくりが重要な課題だということを再確認しました。