「2023平和のための埼玉の戦争展」に参加して
平和は対話 武力によらない平和の道をさぐる
8月1日、埼玉会館を会場に「2023平和のための埼玉の戦争展」が開催され、参加しました。
この展示会の目的は
①戦争中の実物をあつめて、展示することで、2度と戦争をおこさない、おこさせない決意をあらたにしあうこと。
②核戦争3分前といわれる危険な状況を、戦前・戦中と対比させながら、さまざまな写真・図表・模型などの展示を通じて知らせること。
③本当に平和な日本・世界をつくるためにも、核兵器廃絶の緊急性・重要性を明らかにすること、の3つの目的から構成されています。
7月29〜31日はオンラインプログラム。8月1日は映画上映「はだしのゲン」や紙芝居や朗読、また、ちんどんパフォーマンス・書道パフォーマンス、太鼓の舞台披露、夜の部はピーストークなどが行われ、ロビーは戦争についての展示会場となりました。
紙芝居を披露したグループ「ケセランパセラン」は蕨市民によるものです
年間を通じて練習を積み重ね、この日は、「二度と」、「のばら」、「象牙の櫛」、「かりゆしの海」の4本が披露されました。
紙芝居の後には蕨市民で戦争を体験した人のお話を聞くことができました。
戦時中に疎開した衝撃的な経験、今でもそれが夢に出てくることなどが話され、これからも平和な世の中を望み、聞いている人たちはジッと耳を傾けました。
国際社会は 核兵器のない世界を目指して結束しています
しかしロシアのウクライナ侵略は、核保有国間の対立の激化、透明性と対話の欠如、軍事費の増加など深刻な状況が続いています。また、日本においても他国の介入を阻止するために核兵器使用を示唆するという脅しを耳にする状況にあります。しかし、こういった脅しは間違いや誤算の可能性を高め、壊滅的な結果をもたらす可能性を高めます。国でも軍事費の増額など核戦争の暗雲が再び漂いはじめ冷戦時代に国民・市民を苦しめた核の恐怖の影が再び姿を現す状況となっています。
戦争で犠牲になるのは戦争を決めた人ではなく、いつも国民・市民です。
蕨市は埼玉で2番目に戦争の犠牲者が多かった地域です
戦争は二度としない恒久平和の願いを蕨市からあげていきましょう。