「読書通帳」とICT教育を勉強/視察報告
教育まちづくり常任委員会行政視察
知識の向上「読書通帳」 愛知県尾張旭市
教育まちづくり常任委員会は、10月23〜24日、愛知県尾張旭市と小牧に行政視察を行いました。
まずはじめに尾張旭市の「読書通帳」について。読書通帳とは読んだ本が記録できる通帳のこと。図書カードと違い、通帳になっており、自分が読んだ本をどんどん記録することで振り返りや友人との話題に花が咲き、「もっと本を読みたい」という風に読書を促す効果を狙うものです。ブックスタートとして0歳児からはじまります。図書館にある本だけでなく自宅にある本も書いてよいことになっておりポイントが貯まると布バックやメダルに見立てたメモ帳などの景品がもらえます。
ゲーム等の普及により読書離れが心配される現代においては、子どもたちにとっては他人に関心を持ち、知識欲の向上になることは効果が認められると思いました。
「デジタル教科書」小牧市のITC 教育
2日目は小牧市・味岡中学校のITC教育について。各学年3クラス中、1クラス分の量のタブレットが用意されており、使用する際は教師が申し出ます。教師が「デジタル教科書」を使い「デジタル黒板」で生徒が使用するタブレットと連動させながら授業を行います。基本的に4人に1台のタブレットでグループになり生徒間で議論した内容をデジタル黒板に直接書き込みながら代表者が発表。
「図形など使う場合はデジタル化により教師の負担軽減になる」とのことでした。しかし、多額の費用がかかることが課題です。
現代社会ではデジタル化が進む一方、読書など子どもの知識向上に欠かせないものもあり、両面の良い点等を工夫しながら取り入れていくことが大切だと感じました。