Blog-Nami Miyashita

蕨市議3期目を目指す ジェンダー平等#自分の名前で生きる自由 選択的夫婦別姓の法制化を!

講演会「DVと児童虐待はつながっている?」

2月11日「DVと児童虐待はつながっている?」講演会に参加しました。主催は、蕨市男女平等推進市民会議です。

講師は、特定非営利活動法人・湘南DVサポートセンター理事長の瀧田信之氏。


近年増加する児童虐待と、虐待後に子どもが死に至ってしまうケースについて、家庭の中で夫や父親からのDVが背景にあることの関連について話ました。

 

DV被害者の多くが女性で、加害者の多くが男性であること。

その背景にあるのは昔からのいわゆる〝男尊女卑〟が大きく関連し、力の大きな男性がパワーでもって、力の弱い女性や子どもをコントロールをして支配をすること。

そして、「では なぜこういう人ができるのか?」について、その理由は「学習と選択にある」と述べました。親から学習をし妻や恋人を自分の所有物と認識する。そして暴力を振るう。「家の中は法律は介入できないことをよく知っている。夫婦であれば『夫婦げんか』子どもであれば『しつけ』の名の下に行われている」と瀧田さんは話しました。

近年は「デートDV」ということも大きな問題となっており、蕨市ではこれまでに「デートDV」についてどういうものなのかを中学生に教えるプログラムが組まれていました。

 

他にDV防止法、接近禁止令、退去命令、DVにおける暴力の種類、児童相談所について等々を学び、〝愛着障害〟や〝愛着形成不全〟などのことも紹介し「日本では加害者に対するプログラムをやっていない」「どうしたら加害者も被害者もつくらない社会にできるのか」と、悲惨な事件を少しでも防ぐため、「今地域でできることは何か?」について、会場にいるみんなでグループワークを行いました。

 

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