Blog-Nami Miyashita

蕨市議3期目を目指す ジェンダー平等#自分の名前で生きる自由 選択的夫婦別姓の法制化を!

「LGBTQ 報道ガイドライン –多様な性のあり方の視点から -」第2版

LGBT法連合会 「LGBTQ 報道ガイドライン –多様な性のあり方の視点から -」第2版発行

 

「LGBTQ 報道ガイドライン –多様な性のあり方の視点から -」の第2版が、性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための全国連合会(略称:LGBT法連合会)から発行されました。

性的マイノリティを取り巻く現状や課題について、「取り上げる」記者側、「取材を受ける」当事者側の双方の視点から要点をまとめたガイドラインです。

2010年代から性的マイノリティをめぐる報道は増加し、媒体種別や領域を問わず取り上げられるようになりました。それに伴い、性のあり方をめぐる言葉や表現など、様々な課題も浮き彫りになってきました。

 

第1版は2019年3月に策定され基本的な内容が。第2版では新たに「注意が必要なトピックやフレーズ」が数多く掲載され、報道する側・される側、両方が手引きとして活用できるものになっています。

 

以下、その一部を紹介します。

【特に注意が必要な言葉等】

「性」に関する言葉の中には、歴史的に侮蔑的な意味合いで使われてきた言葉もあります。また、現状に合わない言葉もあるため、使用する際には十分注意が必要。

性転換(手術):実態に合わないため、使わない方がよい。 → 「性別移行」や「性別適合手術」が望ましい。

オカマ:いわゆる「女っぽい男」等を指す言葉だが、侮蔑的なニュアンスが強い。

オナベ:いわゆる「男っぽい女」等を指す言葉だが、オカマ同様に侮蔑的なニュアンスを含む。

おとこおんな:いわゆる「男っぽい女」等を指す言葉だが、オカマやオナベと同様に侮蔑的なニュアンスを含む。

オネエ:女性的に振る舞う男性で、ゲイに限らない。当事者によって使われることもある一方、侮蔑的な文脈で用いられることもある言葉なので、注意が必要。用いないか、「いわゆる」と加えるなど配慮する必要 がある。

ニューハーフ:主に飲食店やショービジネス界で働くトランスジェンダー女性を指す。トランスジェンダー当事者の中には侮蔑的と感じる人もいる。

レズ:レズビアンの短縮形だが、歴史的に侮蔑的な意味合いで使われてきたため避けるべき言葉。

ホモ:ゲイを指すことが多い言葉(「同性愛」を指す「ホモセクシュアル」の短縮形)だが、歴史的に侮蔑的 な意味合いで使われてきたため避けるべき言葉など。

他にも人権侵害に当たるアウティングについて等も掲載されています。

どんな性的指向であっても、それが少数であっても人権侵害や差別なく安心して暮らしていける社会を心から望みます。

そのために出来ることは一人ひとりが機会を捉えて学び続けること、知ることで、改めてその大切さを感じました。

詳しくは、「LGBTQガイドライン 多様な性の視点から 第2版」 https://lgbtetc.jp/wp/wp-content/uploads/2022/04/lgbtq-media-gudeline-2nd-edit-1.pdf 参照