Blog-Nami Miyashita

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埼玉県発達障害総合支援センターの取り組み

発達障害支援にかかわる調査 

発達障害のある子どもへの支援について、武下涼議員とともに共同調査を進めてきました。9月16日には、「埼玉県発達障害総合支援センター」(以下、支援センター)を見学しました。

支援センターは、2017年1月に開設し、埼玉県小児医療センターの建物に併設されています。公共交通機関を利用する場合は、JRさいたま新都心駅(徒歩5分)が最寄りの駅となります。

支援センターの仕事は、「発達障害の支援ができる人材育成」「親への支援」「地域の支援機関への助言」「県民の方からの相談に対応」としており、発達障害のある子どもや保護者の方が、日常生活で必要な支援が受けられる地域づくりを目指しています。役割としては、「間接的な支援」が中心的な役割となります。

支援センターの事務室、研修室、療育研修室の見学をさせていただきました。今回は、施設内の概要を中心に報告したいと思います。

【事務室】支援センターということで、大規模なイメージを持っていましたが、非常にコンパクトでした。職員体制は10数人ということでしたが、作業療法士臨床心理士精神保健福祉士保健師、診断・療育の現場に携わっている医師がセンター長として、専門性の高い方々が、県全域を担当しています。

【研修室】県内の支援者向けの研修を想定しているため、広々としています。コロナ禍でも、ZOOMによる研修を企画するなど、工夫を凝らしながら研修会の開催を模索してきたとのことでした。

【療育研修室】見たこともない器具がたくさんありました。どの器具も支援のために工夫が凝らされた器具とのことでした。こうした器具だけではなく、工夫しだいで類似の効果が期待される器具等の作り方も、専門職の方が教えてくれます。

支援センターの担当部長は、「県内での連携事例の収集、地域連携についてもっと努めていく必要がある」と述べ、また当日、施設案内や器具の説明をしていただいた作業療法士は「発達障害への支援の学びは、子どもの育ち、全体にとっても良い効果があります」と重要性を述べていました。

 

今回の見学をして、発達の特徴や相談、支援などより詳しく知れることは、支援する側も、また、子ども自身や親にとっても安心して、より豊かに子育てができる環境づくりにつながるのではいかと感じました。


引き続き調査を進めながら、誰もが住みやすいまちづくりの提案を行っていきます。

 

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↑【療育研修室】見たこともない器具がたくさん 器具を使い個々の特性を診ます

 

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緊張してしまう人はボールプールに入って落ち着きます

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主に体幹を診ます