Blog-Nami Miyashita

蕨市議3期目を目指す ジェンダー平等#自分の名前で生きる自由 選択的夫婦別姓の法制化を!

女性議員増 法案成立

【女性議員増  法案成立】参議院 賛成234:反対0

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女性にとって、73年前の参政権獲得以来 歴史的な法律制定

女性議員が増えていくということは、今まで抑圧されてきた女性の さまざまな人権が守られるきっかけとなります。

今まで女性の人権がなかったのか・・?

この問いを持つ人は多いと思います。特に男性は。しかし、私は感じています。例えばこの仕事に就いてから、ある男性の知人に「飲み会の帰りに途中まで歩いて、途中からタクシーで帰宅した。」という話題をしたことがあります。タクシー代節約の工夫した話をしたかった、ちょっとした世間話のつもりでした。

そうしたらその知人は怒り出したのです。「夜遅い時間に一人で歩いて何かあっても 何も言えない、そうなったら自分のせい、そんなことするなんて神経を疑う」と。びっくりしました。何かあったときに悪いのは “歩いている方” という理屈です。当たり前のように言って、おまけに憤慨していました。

まさしく、“痴漢に注意”の看板ごとく“痴漢はやめましょう”ではないわけです。

これは、いわゆる“女性の人権がない”ということです。

根幹にあるのが日本における婚姻制度。明治の家父長制度を現代でも引きずる 日本の婚姻制度。当主が筆頭で、“妻“つまり女性は、家のなかで男を支える役割。当主の言う事は絶対で、当主がいなければ生活が成り立たない状態です。昔はよく「(嫁に)もらってもらう」という言葉がありました。「もらう」があるのですから「あげる」もあるのです。女性をもらったり、あげたり、モノと同じですね。

モノなのですから、もちろん “人” としての “権利” などなく、人ではないのですから“気持ちを思いやる”という行為もないわけです。「セクハラ罪はない」などと言う人間にピッタリな感覚です。

この婚姻制度では現代での女性活躍は難しいことは誰の目から見ても明かです。日本の婚姻制度は根本からの改善が問われます。女性の独自性を保ち続けることについての本質的な問題です。

そして、

日本の婚姻制度が変わらない限り、結婚しない女性が増えるは間違いありません

現に今でも事実婚のカップルが増えています。ですので以前もブログで書いた通り「選択的夫婦別姓」という法律制定の要請が国民から出されているのです。

さらに言えば「選択的シングルマザー」↓も合せて増えることでしょう。

 

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「結婚したら家事が増えてもっと大変だったろう」「『夫がいれば』と感じたことはない」。本当にそれはそうだと思います。現代社会において 妻は朝から晩まで家事をやっているわけではなく、外に出て働いて、帰ってから家事をやるのは男よりも体力がない女にとってみればそれは大変なことです。

「じゃあ働かなければ良いではないか」これを思った男性がいたとしたら、それはやはり「何かあったら何も言えない」や「セクハラ罪はない」となど言った人同様、まったく人権感覚がない人間です。

忘れてはならないのが妻も同じ人間。家庭という人間関係があり、家庭以外での人間関係があり、夫や友人、部下や同僚、上司、親兄弟、本人含めた全てを取り巻く人間関係が社会です。現代は女性議員増 法案が成立するほど働く女性が求められている時代で、また、働きたい女性が多い世の中なのです。

女性の人権に真剣に向き合ってほしい、このことを切に願います。