小学校 英語教育に疑問
文部科学省が小中学校の教育内容の基準を示す学習指導要領を改定し、18年度から小学校での英語の教科化が始まります。蕨市では、小中学校の外国語指導助手(ALT、英語を母国語とする人で教師を補佐する)を、5人から7人に増やします。
英語の教科化は、他科目も含め、小学校3~6年の授業時間数が週あたり1時間増え、覚えなければならない英単語や漢字が増え、「つめこみ」が深刻になる恐れがあります。
英語の早期教育は根拠がないとの指摘もあり、教師の負担も増え、塾依存が強まり教育格差をさらに広げかねません。
小学校英語の教科化の見直しを求め子どもたちに豊かな学びと成長を保障するための国民的な共同をよびかけましょう。
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先日子どもの小学校 授業参観・懇談会にいきました。
「英語の授業を増やさなきゃいけなくなったのでクラブ活動の回数が減ります」
先生の表情は曇っていました。
あたりまえです。
現場で子どもたちの笑顔を一番見ているのは先生たちです。
クラブ活動は子どもたちが活き活きと活動する場。それを減らさなきゃいけないとなると、一番不満に思うのは子どもたちなのです。
英語の勉強などは大人になってからでもできるのです。子どものうちに一番身につけなきゃいけない“人間力”。人と人とが関わり、協力しあって、時にはぶつかり合うこと。そういう中から「自分とは違う人間がいる」ということを学ぶ。大切なスキルです。
人として育てなければいけない大切な何か が、大人によってこわされていく・・。
忍び足で もうそこまできている ような、気がします。