2017年5月30日の赤旗記事で
2017年5月30日の赤旗で「LGBTめぐる金銭被害活動者が勉強会」という記事がでました。
これについて意見を述べたいと思います。
「LGBT・性マイノリティーを持つ人たちが暮らしやすい社会になるために」
わたしはLGBT・性マイノリティーを持つ人たちの問題に対して、以下のような思いを持って取組みをしてきました。
まずは具体的に、
LGBTの人たちとともに歩むにはどうしたらよいか?
世間に言いにくいことを告発する意味はどこにあるのか?
ということです。
それは人には言えないことで悩み、「生きていくことの喜びが感じられない」という、人として当たりまえのことができない現状があるからです。
実際わたしは当事者の方々と話すなかで、この世の中で、生きることよりも大事なことはない。どんなことでも差別というのはあってはならないことだと実感しました。それが国際人権委員会の委員として、役割を発揮しようと思ったきっかけです。
例えば、LGBT・性マイノリティーを持つ方々と意見交換をするとき、お互いにひとつの言葉を言うのも配慮しながら、わからないことは率直に伝え、時間をかけてやっと信頼関係ができてきました。
わたしたちの思いに反してこの新聞記事にあるような「『講師になれる』『稼げる』高額契約を勧誘」する行為は、地道な活動を行う当事者や支援者たちの思いを踏みにじるような重大な問題です。
当事者の弱みにつけ込み、数十万単位の金銭を不当に要求するなど、あってはならないことですし断じて許すことができません。
こういった詐欺まがいの行為はきっぱり否定し、わたしたちは今回の記事にあるような「『講師になれる』『稼げる』高額契約を勧誘」などの行為はいたしません。
以上のことを踏まえて、これからもLGBT・性マイノリティーの問題を信頼関係のもとに取り組んでいきます。
わたしは
当事者の立場にたって「自分だったらどう思うか」「自分の子どもだったら」という思いで取り組んでいます。その気持ちを大切にして、これからも活動を続ける決意です。
2017年5月30日付け 新聞赤旗日刊