蕨錦町ゆたか保育園見学
3月31日、蕨錦町ゆたか保育園(錦町3−8−7)の見学に行きました。
宮下(左)・武下涼議員(右)
蕨錦町ゆたか保育園は4月1日に錦町地域に新たに開設された保育園で、経営は社会福祉法人「良心会」です。
定員69名
0歳児・6名
1歳児・8名
2歳児・10名
3歳児・15名
4歳児・15名
5歳児・15名
開園時間
平 日7:30〜19:30
土曜日7:30〜18:30
2階建ての建物で施設の中は木目調。0・1・2歳児は1階フロアー。3・4・5歳児は2階フロアーです。
災害などがあった時に月齢が小さい子ども達から避難できるように0・1・2歳児は1階フロアーにしたこと、また、太陽の熱を貯めるシステムを設置し、集めた温かい空気を0・1歳児の部屋に送り込むなどの工夫がされていました。
2歳児の部屋は、窓からすぐ出られるテラスがあり、テラスにはお湯がでる蛇口を設置して夏はビニールプールを出して水遊びが出来る工夫がされていました。
テラス・画像左手にある赤と深緑とかの棒に蛇口がついています。赤はお湯が出ます。夏にはここに大型ビニールプールを出して水遊びをします。
3・4・5歳児の2階フロアーは、幼児にすぐシャワーを浴びせることができるミニシャワー室や、オムツや衣服等を洗えるトイレ風洗面台が設置されていました。
ミニシャワー室
(こんなの家庭にあったら!と思いました)
4・5歳児の部屋をつなげて入園式の準備をしています。
1・2階ともに子ども達が寒くないように と、トイレにもエアコンが設置されていました。
他、先生方の休憩室や給食室なども、利用する人が使いやすくなるような工夫がされていました。
給食室
説明をしてくれた理事長さんは「子どもたちが安全に楽しく過ごせるように」と語りつつ「そのためにも先生方へ賃金や休暇の保障が大切」として「子どもたちも先生も快適に過ごせるよう少しでも工夫したい」と話してくれました。
一方で、課題については、経営と補助金についての悩みなど、詳しく話しを聞く事ができました。
新型コロナウイルスの影響ついては
◯入園者が少ない
◯消毒やマスクの在庫確保
◯現在定員割れしているクラスがある
◯保護者のお母さん方が仕事を探すのに会社の募集が少なくなっている。(就職を決めなければいけない期限を延ばしてほしい。)
など、切実な声を聞く事ができました。
なお、4月1日(本日)の入園式については、時間を10分程度と短縮したり、来賓の参加をなくしたりなど規模を縮小して開催されました。
2日(明日)からはじまる子どもたちの保育については、保護者の方には入口までの送迎にして部屋には入らないようにするなどの対策をとるとの事でした。
また、3月末現在では2・3・4・5歳児に空きがあることが、31日、見学時の聞き取りの中でわかりました。
蕨市は、子育て支援の更なる充実に向けて「豊かな個性を育み子どもたちの未来輝くまち」を目指しています。
今回紹介した民間認可保育園の「蕨錦町ゆたか保育園」が開園するほか、中央の「蕨ゆたか保育園」は定員を拡充しました。
市立保育園を含む認可保育園の定員数は、1168人から1265人に拡充が図られました。
更に、家庭保育室からの移行により新たに2園の小規模保育園が開園するほか、保育園と同様、入室希望の多い留守家庭児童指導室についても、民間施設「キッズクラブ塚越」が開室しました。
本市は、今後も新たな増室に向けた民間公募を行っていく意向を示しています。
(3月・先月の定例市議会の市長施政方針)